J1残留争いも佳境に・・
Jリーグも残り6節、今年は4チーム降格とあり、また、かなりの混戦になっており白熱していますね。
私がそんな降格争いで注目しているのが【横浜FC】です。夏の補強はさながらヴィッセル神戸を思わせるほど豪華でした。
MFアルトゥール・シルバ
GKスベンド・ブローダーセン
FWフェリペ・ヴィゼウ
FWサウロ・ミネイロ
DFガブリエル・コスタ・ミネイロ
この補強に全く横浜FCに興味がなかった私にも、
『これで降格を免れたらちょっとした奇跡だな・・』なんてことを思いました。しかし、サッカーはうまい人を11人集めて出せば勝てるというほど甘いものではないので、半信半疑で見ていました。
そんな私の懐疑的な目を払しょくしてくれる目覚ましい活躍、いつの間にか今期の後半戦は横浜FCを応援していました。
アルトゥール・シルバこそ大きな稼働はしていませんが、その他の4人は差はあれども確実にチームに貢献しており、全ポジションに的確に補強したチームは生き返り、ブローダーセンがいる安心感と、困ったときにマンパワーで決めきれるサウロミネイロが、チームに勇気を与えています。そこに松尾選手や瀬古選手のような若い選手が躍動感を発揮しつつ、世界を知る選手から色々学んで成長を見せており、逆転での残留も後少しのところまで来ました。
上位に対抗できる完成度ではないですが、展開次第で個人の力で倒すこともできるようなチームにまで成長してきたので、どこが相手でも勝ち点は積める可能性があります。
そんなチームに来季のJ1での可能性を見たいので、是非とも残留できるように応援しつつ行方を見守りたいと思います。
松坂選手と斎藤選手の引退
奇しくも今年は高校野球を沸かせた2人の優勝投手が同時に引退する年となってしまいました。
松坂大輔投手、横浜高校から西武ライオンズへ。その後メジャー移籍、WBCでの活躍等々大活躍をするものの故障に悩まされ晩年は大きな活躍をすることができませんでした。
斎藤佑樹投手、早稲田実業高校で田中将大投手との大熱戦の末優勝、早稲田大学を経て日本ハムファイターズに入団。期待の高さから大フィーバーが起こり、開幕投手を務めることもありましたが、期待値に比べ大きな活躍はできず(初年度6勝、防御率2.69は立派だと思います)、徐々に故障により成績を落とし、完全復活がないまま引退。
私は松坂世代・・ではありませんが、松坂選手とは縁があるんです。私が通っていた高校も野球の有名校(選抜優勝もしています)で、松坂選手が2年生の時の秋季関東大会で横浜高校と対戦があったのです。結果は9-0の1安打コールド負け、衝撃的でした。その後も母校の結果は逐一チェックしていますが、松井裕樹投手との対戦でも、大阪桐蔭との対戦も多数ありましたがそこまでの大敗はありません。それだけ衝撃的でした。
母校は選抜でのリベンジを目標にして勝ち進んでいきましたが、選抜はベスト8で敗退、夏は甲子園に出場できず再対戦はありませんでした。甲子園には学校応援で行きましたが、惜しくも横浜高校を生では見れず、テレビ観戦をしました。松坂選手以外もめちゃくちゃ魅力的な選手が多く、歴代最高のチームだと今でも思っています。
甲子園決勝でノーヒットノーランをやる投手ということを考えたら、選抜ベスト8のチームが1安打完封負けも仕方ないのかなと今では思います。
※私はもう野球を辞めていたので野球部としてではなく単なる在校生としての応援です。
斎藤投手はやはり第88回の甲子園ですね。その年は私の母校も出場しており、今大会も見られるときは全てリアルタイムで、見られないときは熱闘甲子園でチェックしていました。その時に目に留まった選手の一人が田中将大投手でした(斎藤ちゃうんかい・・)
私も少年野球でピッチャーをやっていましたが、コントロールには自信がある方でしたが内角に投げるときは勇気がいりました。そのせいか内角に投げるストレートに魅力を感じます。田中投手の内角に投げるストレートが本当に大好きで、決勝も駒大苫小牧を応援していました。そこに立ちはだかったのが、ハンカチ王子こと斎藤佑樹投手でした。田中投手は言ってみれば『えいやー!』と力感たっぷり、対して斎藤投手はしなやかな投げ方でコースをつく、綺麗なフォームに移りました。
結果、斎藤投手は再試合まで完投、その後早稲田大学でも大活躍をしたことが美談としても酷使しすぎで現在に至るまでの故障の原因とも語り継がれています。私も田中投手の方が将来性があると思いましたし、斎藤投手にケガがなければ等々たらればを思うことはあります。が、その年日本一の高校生が斎藤投手であったことには異論ありません。
両投手ともケガに泣かされた印象は否めません。プロスポーツ選手でケガをしないことはほぼ不可能かと思いますが、それが軽傷か致命傷になるかどうかで息の長い選手としてやれるかが決まるのでしょう。私は高校野球が大好きで県予選の結果もチェックしてしまうほどですが、短期間での投げ込み過多が選手寿命に影響しているのは間違いないでしょう。今年の甲子園で議論された雨天コールド時の球数を入れる、1週間500球なんて不公平なものではなく、試合数、試合会場等々建設的な議論が行われいいルールに改善されることを期待しています。
とにもかくにも、今日の松坂投手のライオンズ18番、先発投手+1番バッター限定なのでお見逃しなく!!
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阪神対広島8回の判定について
本日は私もダゾーンで見ていた阪神対広島8回の相沢選手が放った打球について触れたいと思います。
状況は8回表 広1ー2阪 ノーアウトランナー1塁
阪神岩崎投手が出てきていきなりの連打で1点を失い流れが広島に傾きそうな状況で起こりました。會澤選手の放った打球はレフトへ、きわどいところで板山選手がキャッチ❓という場面。判定はアウトでそのままファーストもアウトでダブルプレイとなりました。佐々岡監督がリクエストをするも判定は変わらずツーアウトランナーなし、そこで流れが切れたこともありそのまま阪神が一点差を逃げ切りました。
明日のスポーツニュースにはこの写真がいっぱい出ていると思いますが、明らかに落ちています。
このシーンで私が感じたことは、
【リクエストでスローモーションにしても判定を間違えるのはおかしい】
という部分です。あくまで個人的な意見ですが、審判の判定を全て正しくすることは期待していませんし、それも野球を見る楽しさと理解しています。ただ、だからと言ってミスをしていいわけではありませんし、もっと精度を高めてほしいという気持ちはもちろんあります。
ですが、、ですがです。リクエストの判定を間違えることは絶対にあってはならないと思うのです。私はこの写真がアップされる前にダゾーンのスローで何度も見ましたが、判定が覆ると思いながら見ていました。それが、意外とあっさりとアウトの判定。ちょっとびっくりしました。そしてその後にこういった画像がでてしまい、
『阪神びいき』
『世紀の大誤審』
等と言われてしまう事態に。こういうことが起こる度に審判ではなくそのチームを批判する人が出てしまいます。そういうのはどこの球団であっても悲しいです。
上気した通り、審判が微妙な判定で物議をかもすことは仕方ないですが、今回はリクエスト制度の存在意義すら問題視されるような判定なので、私も審判を批判します。もう少しきちんとした判定ができないなら審判をやめた方がいいと思います。
審判の態度についても一言。昨今話題に上がっていますが、私も審判の態度は改める時期に来ていると思います。見ていて不快です。審判がブレてしまうとスポーツが成り立たないのもわかります。ですが、時代に合わせて変化していくことが必要な中、ルールと共に審判も変わる時だと強く感じます。傲慢な態度の審判、罵声やヤジが当たり前のスタンドやベンチ(高校野球も)、バットやグラブを粗末に扱う等々気になる部分は沢山あると思います。以前よりネットで見られる機会が圧倒的に増えているので、是非スポーツの良い部分が注目されるように変化していくことを願います。
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巨人の現状と今後の展開
本日は現在9連敗中、今日も現時点で負けていて相当状態の悪い巨人について書こうと思います。先に述べておきますが、私は巨人ファンではありません。が、小さい頃から親に東京ドームによく連れて行ってもらい、巨人の野球を見ていたので愛着はあります。
私は原監督の全権監督としての行き過ぎたワンマン経営感が、現状のチーム状態を作ってしまった要因の一つだと思っています。
ここで言いたいのは、あくまでもワンマン経営【感】です。世の中色んな組織を見渡してみれば、ワンマン経営はいくらでもありますし、それで成功している組織もたくさんあります。今回の巨人の失敗は、原監督の権限=球団の意見と公言してしまったことから始まっていると思います。
実際には原監督が決めていることでも、あくまで球団の方針としておけば批判は球団にも向くし、選手やスタッフが監督のご機嫌を伺うことも少なくなったはずです。球団としてはあらかじめ方針を打ち出しておくことで一丸となって結束することを目指したのでしょうが、選手やスタッフからしたら、この人を怒らせたら大変なことになる・・と腫物を触るような接し方になるのは当然です。そしてそれは原監督も仕事をしにくくなることに繋がります。周りが本音を出さないと物事の本質を見出すのは困難になるので、判断を誤ってしまうことが増えてきます。この点は誰の決断かはわかりませんが、原監督にとってはやりにくい状況だったのかなと思います。
そして要因の2つ目は中田翔選手の加入とその後の扱いです。これに関してはいろいろな意見がありますが、加入後即スタメン、これは最悪の一手だったと思います。そもそも獲得の経緯が「他球団で暴力行為を行って謹慎していたので、うちで取って即スタメンで使っちゃおう・・」というものなので、好意的に取るにはかなり無理があります。栗山監督から頼まれたとか、原監督が中田選手ほどの選手をこのまま終わらせるのはもったいないとか、その手の話は聞こえてきますが、事実としてはこの一点だけです。
私としては、本当に栗山監督、原監督ともに中田選手のことを最優先に考えているなら巨人移籍(給与は日ハム持ち)、謹慎期間を設けたのち今期は2軍もしくは3軍にしつつ中田選手の成績と世論の流れを見て1軍or今期は2軍の判断をするのがベターかと思いました。
しかし、巨人の取った判断は謹慎なし、即一軍即スタメンと最悪の一手でした。巨人の選手になったので謹慎なしはかろうじて納得できますが、即一軍即スタメンは原監督史上最悪のミスだったと思います。誰がどう見ても特別扱いであることは明白です。
このことは、自分が今いる組織に例えて考えた場合、納得できる人なんて世の中に一人もいないと思うほど理不尽でしかないでしょう。中島選手をはじめとする一塁を主戦にしていたメンバーはもとより、全選手が特別扱いをしている原監督を軽蔑したことは想像に難くありません。
皆さん大人なので表向きは同調したでしょうが、選手の心の中にできたモヤモヤが今の成績を生み出したことがよくわかります。ファンの中には中田選手が出場していて打たないからチームの成績が落ちたと考えている方も多くいますが、私は中田選手の成績以上に、特別扱いへの不満こそがチーム崩壊の原因だと思います。
要因の3つ目は、序盤からのマシンガン継投です。現時点で万全な投手がほとんどいない(故障や不調)のは、シーズンの早い段階から信頼できる投手のみに過度な負担を与えたことが原因だと思います。現在の中4日、中5日という通常よりも短い間隔での先発陣の登板も、間違いなく負荷をかけています。
そもそも、俗にいうマシンガン継投のようなものは、シーズン終盤や短期決戦で行うものです。それは、普段と違うコンディション調整を余儀なくされ負荷がかかり長期的に続けられないのが理由です。マラソンに例えると、15キロ付近からずっと巨人だけペースのアップダウンを繰り返していたずらに疲労しただけです。勝ち負けはとても大事なことですが、監督としては1シーズンという長い目で考え、たとえ負けてもゴールまで走れる采配をすることが必要だったと思います。
巨人という、常に勝ちを義務付けられたチーム[過去のイメージにとらわれすぎの気もしますが]のプレッシャーがそうさせたのかもしれませんが、現状を見れば失敗であったことは明らかです。
現在首位争いをしているセパ4チームは一貫してペースを守りながら、10月の大事な時期にローテをずらしたりしながらゴールまでのペース配分ができていると思います。それが現在のゲーム差にしっかり現れています。
以上のことから、原監督には今期で退団が妥当であり、人は一度信頼を失うとそれを取り返すのは難しいということもよく表した1年間だったような気がします。私の本心としては、大好きなプロ野球の選手たちが過度な負荷をかけられたり、理不尽な扱いを受けて短命で終わることなく長く活躍してくれることですので、監督の去就はともかく、是非ともチームとして改善していただきたいと思います。
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日本対オーストラリア戦感想
昨日の試合、まさにW杯予選といった劇的な展開になりましたね!!
昨日負けてサウジとオーストラリアが勝ち点12になったら2位以内はほぼ絶望的な状況となっていたので、上位を直接対決で叩けたのはとても良かったと思います。
とはいえ、試合内容を見る限り、手放しで喜べるような状況でもなかったと思います。良かった点と悪かった点を順にあげていきたいと思います。
【よかった点】
- 中盤のメンバー変更とシステム変更
- 田中藍選手、浅野選手の起用に応える活躍
- 大きく変えすぎなかったこと
- 【中盤のメンバー変更とシステム変更】
これが今回の勝因と言ってまず間違いないでしょう。森保監督のこれまでの采配傾向からしても、メンバーチェンジはあってもシステムを変えると予想した人はほとんどいなかったと思います。この部分は相手も想定しておらず、見事に【奇策】としてハマりました。
もしそこまで考えて森保監督が予選を戦っていたとしたら、まさに【敵をだますにはまず味方から】といった感じでお見事でした・・・計画通りであれば。
- 田中藍選手、浅野選手の起用に応える活躍
今回起用したメンバーも見事に期待に応えてくれました。
田中藍選手には少々無理のある所でも通してしまう縦パスを期待していましたが、開始10分足らずでの先制ゴールで日本のペースで試合を進めるための大事な一撃を突き刺してくれました。後半こそペースが落ちてしまいましたが、これはシステムの弊害でもあるので個人の落ち度ではないと思います。
浅野選手は前節も縦に仕掛ける動きは相手の脅威となっていて、伊藤選手とどちらを先発させるか気になっていましたが、ここまでの実績も踏まえて伊藤選手先発、浅野選手ジョーカーでどちらもいい動きをしていました。あそこで左足を躊躇なく降り抜けたのはまさにストライカーだなと感じましたし、気持ちがボールをゴールに運んだと思いました。
- 大きく変えすぎなかったこと
ここも個人的には非常に難しかったところでしたが、大迫選手、長友選手辺りは前節までの出来からいじりたくなっても仕方ない部分だったと思います。私も大迫選手に関しては今日は変えてくるかと思いました。
しかし、システム変更、メンバー変更をすでに数人変えた中で更に2人もメンバーを入れ替えたら今までの組織はぐちゃぐちゃになって再構築に時間がかかってしまいます。中4日ですべてに着手するのは困難です。まずは最優先課題であったボランチで捕まる現状を解決する、この判断は間違っていなかったと思います。
【悪かった点】
- 新しいシステムの習熟度
- 前半からハイペースだった為、後半ペースが落ちた際のベンチワーク
- 決定力不足と勝負所に追加点が取れなかった点
- 新しいシステムの習熟度
序盤こそ奇策がハマり見事に相手をほんろうしていたものの、相手が慣れてくるとフリースペースをうまく使われるシーンが増えてきました。失点のシーンも含めて、どこで誰がプレスに行くか?その場合誰がそのスペースを埋めるのか?といった約束事がまだ浸透していないのが気になりました。が、これは中4日でやろうとした為、選手には非がないでしょう、次戦迄の課題ですね。
- 前半からハイペースだった為、後半ペースが落ちた際のベンチワーク
前半から顕著だったのは常にサイドバックに高い位置を取らせてサイドから崩していくスタイルで、それは結構ハマっていたと思います。長友選手が何度もクロスを上げチャンスを作る、それ自体はよかったと思いますが、その分守備に奔走していたのが3人のボランチです。
更に、トップ下を置かないでアンカー1枚となると、中盤でのプレスも田中藍選手、守田選手に頼る場面が多く、この2枚がかなり頭と体を使いながらバランスをとっていました。それはやる前から分かっていたことですので、もう少し早めにここにテコ入れできていたら失点シーンも未然に防げたかもしれません。最後の田中藍選手が足をつってしまって一人足りないような状況になったシーン、それ自体はアクシデントといえるので仕方ないと思いますが、リスクマネジメントとしては後半運動量が落ちていた時点で3回目の交代で手を打つ判断も今後は必要になってくると思います。
- 決定力不足と勝負所に追加点が取れなかった点
昨日の試合を難しくした一番の原因は、前半いい時間で点を取れ、相手が浮足立っている中で追加点が取れなかったことに尽きると思います。ここで2点目が入っていれば、相手も無理して攻める必要がでてきて、より戦いやすい試合にできたと思います。チャンスは沢山ありました、でも決まらない。大迫選手がいい選手だとは思いますが、古橋選手だったら決めたかな?と思ってしまうシーンはこの大会何度もありました。たらればが意味ないことはわかりますが、現在の調子を踏まえたら古橋選手やオナイウ選手にもう少しチャンスを与えてもよいのかな?とは思います。
以上、昨日の試合の感想でした。監督解任論はまだまだ付きまとうと思いますが、今回の成功を教訓に、今まで固執したものをフラッシュアップしていく方向に動いてもらえたらと思う次第であります。古橋選手、南野選手、田中藍選手辺りは使い方次第でまだまだ力を出せると思いますので、システムに個をはめるだけでなく、個を生かす方向からもチーム作りを検討し、ベトナム戦でのゴールラッシュを楽しみにしています。
やべっちスタジアムの感想
やべっちスタジアムでサウジ戦の総評とオーストラリア戦の予想スタメンについてやっていて、大変興味深かったので記事にします。
ゲストの中田浩二さん、加地亮さんのスタメン予想、だいぶ私と近かったです。番組では鎌田の出来について一切触れられていなかったのですが、両名ともにトップ下に南野を選出。
鎌田が悪いわけじゃないんですが、チームとして南野を真ん中に置いた方が南野の良さも生きるし、多分ボールも回ります。
サウジ戦での停滞感は、パスコースが少ないために中盤でのロストが多かった→柴崎のミスが目立ったということなんでしょう、もちろん柴崎の出来も悪かったですが。
是非とも明日は躍動感のあるボール回しからの得点を期待しましょう❗️
日本代表サッカーに思うこと
明日は日本対オーストラリア戦ですね。世論は森保監督解任という風潮がかなりあり、私もその方がいいと思う一人です。
ただ、組織を解体して数日で良くなることはないので、オーストラリア戦は間違いなく森保体制で行くでしょう。なので、現状のメンバーでどこを変えるのが最善策なのかを考えてみました。
【よく見かける案】
・柴崎→田中(守田)
・大迫→古橋
・長友→中山
・権田→谷
は結構見かけますね。それでは一つずつ私的にどうかやっていきます。
◎柴崎→田中(守田)
これは鉄板です。日本が今勝ち点3になっているのは、相手がボランチ(特に柴崎)を狙い撃ちにされていてロストや横パス、バックパスのミスを誘発させようという意図がはまっているからです。
中国戦も相手がペース配分を間違えたから勝てたものの、前半から飛ばしてきたら引き分けの可能性も充分あったと思います。
現在の軸は遠藤ですが、試合では柴崎のフォローに回る時間がほとんどで本来の良さがあまり出ていません。間違いなくここは最重要改善ポイントだと思います。
◯大迫→古橋
これも充分考えられると思います。大迫に変えてオナイウもありだと思います。大迫が決定機を外しているというのもありますが、サウジ戦を見ても相手は楔のパスから綺麗な展開が何度もあるのに日本にはほとんどありませんでした。組織の再構築が急務であると考えます。
△長友→中山
ここに関してはオーストラリア戦で動かすとはあまり考えにくいです。理由としては、
・サウジ戦は守備陣の(連携として)大きなミスがなかった
・初戦より調子が上がってきている
・ボランチ、トップの方が優先順位が高く、3枚以上一気に変えるのはリスクがある
と言った理由です。中4日で体力的な問題はあり得ますが、序列を変えるなら11月以降だと思います。
×権田→谷
ここはほぼ変更はないと思います。PSGでドンナルンマが加入即レギュラーにならなかったのを見ればわかると思いますが、キーパーというのは一見独立したポジションに見えますが、ディフェンスラインとの連携等複数の選手との連携も構築しなければなりません(ナバスが上手いのはもちろんです)
権田を中心としてここまできており、ディフェンスラインと大きな問題も見受けられない以上、変更はないでしょう。加えて、Jを見る限り谷の足元の技術に不安があるのと、オリンピックで実力以上に株が上がっているのでは?と懐疑的な目で見ているのも理由にありますが、仮に同じレベルか谷の方が少し優っているという評価でも、このタイミングでキーパーを変える選択肢はないと思います。
以上、4つのポジションを分析してみましたが、私が今回の代表で一番気になっている部分は他にもあります。それは、柴崎、鎌田、大迫の立てラインでの同時起用です。
どうもこの縦ラインの動きが少ないような気がしてなりません。一人一人の選手どうこうではなく、全員足元に欲しがるタイプというのが問題だと思います。この問題は柴崎を田中に変えても劇的な改善はできないような気がしてます。なので、
①大迫→古橋
②鎌田→南野
どちらかを変えることで楔のパスコースが増え、苦し紛れのパスをカットされてカウンターという場面が少なくなるのではと思います。交代枠も5枠あるので、1人くらいペース配分無視でどんどんフリーランしてくれる人がいてもいいのではないでしょうか❓
柴崎優遇と言われる森保采配、オーストラリア戦も変化は少ないのかもしれませんが、せめてここだけでも改善していただければと思います。