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日本対オーストラリア戦感想

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昨日の試合、まさにW杯予選といった劇的な展開になりましたね!!

昨日負けてサウジとオーストラリアが勝ち点12になったら2位以内はほぼ絶望的な状況となっていたので、上位を直接対決で叩けたのはとても良かったと思います。

 

 とはいえ、試合内容を見る限り、手放しで喜べるような状況でもなかったと思います。良かった点と悪かった点を順にあげていきたいと思います。

 

【よかった点】

 

  • 中盤のメンバー変更とシステム変更
  • 田中藍選手、浅野選手の起用に応える活躍
  • 大きく変えすぎなかったこと

 

  • 【中盤のメンバー変更とシステム変更】

これが今回の勝因と言ってまず間違いないでしょう。森保監督のこれまでの采配傾向からしても、メンバーチェンジはあってもシステムを変えると予想した人はほとんどいなかったと思います。この部分は相手も想定しておらず、見事に【奇策】としてハマりました。

 

もしそこまで考えて森保監督が予選を戦っていたとしたら、まさに【敵をだますにはまず味方から】といった感じでお見事でした・・・計画通りであれば。

 

  • 田中藍選手、浅野選手の起用に応える活躍

 

今回起用したメンバーも見事に期待に応えてくれました。

 

田中藍選手には少々無理のある所でも通してしまう縦パスを期待していましたが、開始10分足らずでの先制ゴールで日本のペースで試合を進めるための大事な一撃を突き刺してくれました。後半こそペースが落ちてしまいましたが、これはシステムの弊害でもあるので個人の落ち度ではないと思います。

 

浅野選手は前節も縦に仕掛ける動きは相手の脅威となっていて、伊藤選手とどちらを先発させるか気になっていましたが、ここまでの実績も踏まえて伊藤選手先発、浅野選手ジョーカーでどちらもいい動きをしていました。あそこで左足を躊躇なく降り抜けたのはまさにストライカーだなと感じましたし、気持ちがボールをゴールに運んだと思いました。

 

  • 大きく変えすぎなかったこと

ここも個人的には非常に難しかったところでしたが、大迫選手、長友選手辺りは前節までの出来からいじりたくなっても仕方ない部分だったと思います。私も大迫選手に関しては今日は変えてくるかと思いました。

 

しかし、システム変更、メンバー変更をすでに数人変えた中で更に2人もメンバーを入れ替えたら今までの組織はぐちゃぐちゃになって再構築に時間がかかってしまいます。中4日ですべてに着手するのは困難です。まずは最優先課題であったボランチで捕まる現状を解決する、この判断は間違っていなかったと思います。

 

 

【悪かった点】

 

  • 新しいシステムの習熟度
  • 前半からハイペースだった為、後半ペースが落ちた際のベンチワーク
  • 決定力不足と勝負所に追加点が取れなかった点

 

  • 新しいシステムの習熟度

序盤こそ奇策がハマり見事に相手をほんろうしていたものの、相手が慣れてくるとフリースペースをうまく使われるシーンが増えてきました。失点のシーンも含めて、どこで誰がプレスに行くか?その場合誰がそのスペースを埋めるのか?といった約束事がまだ浸透していないのが気になりました。が、これは中4日でやろうとした為、選手には非がないでしょう、次戦迄の課題ですね。

 

 

  • 前半からハイペースだった為、後半ペースが落ちた際のベンチワーク

前半から顕著だったのは常にサイドバックに高い位置を取らせてサイドから崩していくスタイルで、それは結構ハマっていたと思います。長友選手が何度もクロスを上げチャンスを作る、それ自体はよかったと思いますが、その分守備に奔走していたのが3人のボランチです。

 

更に、トップ下を置かないでアンカー1枚となると、中盤でのプレスも田中藍選手、守田選手に頼る場面が多く、この2枚がかなり頭と体を使いながらバランスをとっていました。それはやる前から分かっていたことですので、もう少し早めにここにテコ入れできていたら失点シーンも未然に防げたかもしれません。最後の田中藍選手が足をつってしまって一人足りないような状況になったシーン、それ自体はアクシデントといえるので仕方ないと思いますが、リスクマネジメントとしては後半運動量が落ちていた時点で3回目の交代で手を打つ判断も今後は必要になってくると思います。

 

  • 決定力不足と勝負所に追加点が取れなかった点

昨日の試合を難しくした一番の原因は、前半いい時間で点を取れ、相手が浮足立っている中で追加点が取れなかったことに尽きると思います。ここで2点目が入っていれば、相手も無理して攻める必要がでてきて、より戦いやすい試合にできたと思います。チャンスは沢山ありました、でも決まらない。大迫選手がいい選手だとは思いますが、古橋選手だったら決めたかな?と思ってしまうシーンはこの大会何度もありました。たらればが意味ないことはわかりますが、現在の調子を踏まえたら古橋選手やオナイウ選手にもう少しチャンスを与えてもよいのかな?とは思います。

 

以上、昨日の試合の感想でした。監督解任論はまだまだ付きまとうと思いますが、今回の成功を教訓に、今まで固執したものをフラッシュアップしていく方向に動いてもらえたらと思う次第であります。古橋選手、南野選手、田中藍選手辺りは使い方次第でまだまだ力を出せると思いますので、システムに個をはめるだけでなく、個を生かす方向からもチーム作りを検討し、ベトナム戦でのゴールラッシュを楽しみにしています。

 

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